2014年11月21日

がんの知識|医師と看護師(1)


ほんの少し遠回りとなりますが、実際に私の見ていた「医師」と「看護師」についてお話ししておきたいと思います。後々、どうしてこの段階でそれを書いたのかも、皆さんにはご納得頂けると考えます。暫くは寛容にお付き合い下さい。

抜群の記憶力。

少なくとも国内を代表する大学の医学部に合格される方たちが、他の同世代の若者とは比較にならない「記憶力」に恵まれているのは確かなようです。どんなに青春と睡眠を犠牲にして努力してみても、記憶力において圧倒的な差があれば今の入試制度で打ち勝つ事はできません。世界で活躍するアスリートの素質を持って生まれて来た方たちと同じで、ある特化した才能がたまたま「記憶力」だったと言う羨ましい存在と言えるのではないでしょうか。

それでも頭脳明晰と呼べる医者は少ない。

しかし、その卓越した記憶力を持つ医師たちも、良く眺めて見れば頭脳明晰なのは限られた数にしか過ぎません。やはり大半が青春と睡眠を犠牲にして、一心不乱に努力を積み重ねて来たからなのでしょう。人間としての素養が著しく欠落している医師の多さに驚かされてしまいました。「頭が良い。」と言う表現は、全く彼らにはあてはまりません。

医師免許さえ取得すれば、後は身分と収入が付いて来る。

私のつたない表現は誤解を生みやすいと自戒しています。世の中には崇高な使命感と高い志を持って、日々の研鑽を怠る事なく、ひたすら患者やその家族の為に身命を賭して頑張っている医師たちが無数におられるに違いありません。

ただ残念ながら、私自身がそう思える医師に、ほとんど巡り合えていないだけなのです。

医療の世界が日進月歩であるのは本当で、新しい技術や薬が次々に開発されている事は否めません。医者たちが多くの事を記憶し続けなければならないのも確かなのです。

国民の二人に一人ががんになる時代の中で、このケタ外れのビッグビジネスが日本の医療界を潤しているからでしょう。先進医療と言う名で大金をかき集めながら、小出しに小出しに技術革新が行われて来たのでした。

すみません。話が少しメンドウになってしまいましたね。

つまりはこう言う事です。がんの治療はいまだに決定打がありません。それに対して、効果が不確かな先進医療ばかりが増え続けているのです。頭脳がそれほど明晰ではない多くの医師たちが、「覚え切れない」のが現実の状態でした。追い付かないのです。飲んだり食べたり遊んだり、病院を離れた医師たちも私たちの日常と変わりません。標準医療以外に挑戦するリスクの問題もありました。

一体、安穏とした生涯を保証されている彼らのうちの何人が、崇高な使命感と高い志を持って取り組んでおられるのでしょうか。

患者さんを「様」と読んだから付け上がらせてしまった。そんなレベルの話を得意げに語る医師に、それでも私たちは一つしかない己が身を任せなければならないのです。
タグ:記憶力 医師
posted by 風と空 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 病院 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月20日

がんの知識|患者会


同じがん種の患者さんたちのつどいです。

こちらは主に現在も闘病中であるがん患者さんたちが、自ら運営している同志の会と考えて下さい。インターネットで検索してみると、一つのがん種に対して大変多くの患者会が存在している事が分かります。

治療中の方たちが中心となっているだけに、目的とするところや運営方法も多種多様に枝分かれしているのが現状です。当初は「学び合い」「語り合い」「助け合い」の場であったものが、会が膨張するに従って社会的な存在意義まで模索するようになり、行政に対して患者の地位向上を求める、統率された組織的な団体さえも生まれて来ました。

平たく言えば数の論理です。お一人お一人の患者さんの立場は弱くても、一定の数を持つまでになれば、次第に存在感も影響力も増して行くからです。しかし、それは裏を返せば、さまざまな方たちのさまざまな思惑がからみ合う事であって、純粋な救いを求めて扉を叩こうとする患者さんから見れば、大きな違和感を覚えざるを得ないと言えるでしょう。

全国的に知名度の高い患者会ほど、おちいりやすい落とし穴かも知れません。

従って、ご自分に合った患者会を見付けるのはなかなかに難しい作業と言えます。今のあなたのお気持ちを、必ずしも適切に受け止めて貰えるとは限らないのです。それなりの年会費を納めなくてはならない会もありますので、まずは活動内容や目的を良く確かめて、何度か見学を重ねた上で「数」にされないよう判断される方が良いと思われます。

又、皆さんの誤解を招いたかも知れませんね。

あなたに合った患者会と出会う事ができたなら、これほど心強く感じる事がないのも事実なのです。ただ、慎重に選んで頂きたい。それを率直にお伝えしたつもりです。孤独な治療の支えとなるべき筈の患者会が、まさかにあなたの心の負担となるような事があってはなりません。

この点に関しては、必ずしもがん相談支援センターが中立の立場であるとは言えませんでした。各病院には、それぞれが後押しする患者会があるからです。

慌てる必要はありません。じっくりと個々の持つ長短の比較をなさってみて下さい。

posted by 風と空 at 07:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 病院 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月19日

がんの知識|ピアサポート(peer support)


ピアとは「仲間」の事です。

同等の人と言う意味でもあります。がんの治療体験者(サバイバー)による医療者以外のサポートが行われていました。

NPO(民間の非営利団体)として、組織的にボランティア活動を行っている方たちが多くいます。以前は閉鎖的な医療者の理解を得られなかったものが、近年になって急速に普及して来ました。これもオープンな情報伝達の行われるネット社会の恩恵かも知れません。

ご自身が経験なされて来た治療の内容や、実際に自らが乗り越えて来られた辛い気持ちを元に、がん患者となられた皆さんの良き相談相手となってくれるのです。単に体験談ばかりを語るのではなくて、さまざまな研修や教育を経た上で、正しいがんの知識を各自が身に着けておられました。

医師や看護師ではない事から、あくまでも患者さんの側に立ったアドバイスが頂けます。ほんの少し見方や考え方を変えるだけで、気持ちが前向きになったり勇気がわいて来たりするのです。暗い表情で相談会場を訪れた患者さんたちが、声をはずませて帰って行かれる姿を何度もみました。

入院をより快適に過ごす方法や、術後のリハビリ、退院後の生活の工夫など、目からウロコの落ちる様なお話も一杯ご存知でした。

主な活動としては、定期的に病院を訪問して相談会(原則1人対1人、1時間程度)を開いたり、公の場を借りて個別の面談を行う事です。もちろんプライバシーを守って下さるのは言うまでもありません。がんの患者さんであれば、入院、通院、院内、院外に関わらず、治療開始前であっても参加する事が可能です。

殆どが女性のピアサポーターであるのも特徴的でした。

定期的と言っても各月に1回程度ですし、出来れば同じがん種の治療体験者の方のほうが得られる情報も多くなるので、入院前に相談会の開催予定などを病院(がん相談支援センター)に問い合わせておく方が良いでしょう。

これも完全に無料です。担当医に情報が伝わる心配もいりません。皆さんの相談を受けて頂けるサポーターの方たちも、ご自身の経験や知識をあなたに役立てて頂きたいと考えているのです。

ただし、病院が公に認めているサポーターがお奨めです。思わぬ悪質商法の被害者にならないようにご注意なされて下さい。
posted by 風と空 at 09:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 病院 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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