2014年11月10日

がんの知識|心の話(2)


希死念慮(きしねんりょ)

こんな言葉を病院内の研修会で耳にしました。自らの死を希望する思いの事です。自殺願望とは意味合いが違いました。何かの理由で追い詰められて「死にたい」と考える事ではなくて、どちらかと言えば曖昧な、はっきりしない気持ちによって、「自分は死ぬべきではないのか。」「死ななければならない人間なんだ。」と考えてしまう事だそうです。

がん患者さんに多く見られる症状だと説明されました。

私が述べるまでもなく、人の心は誰もが考える以上にもろいものです。精神を病んでいる方は、あなたの身近にもおられるのではないでしょうか。

夜は眠れていますか。

強いストレスばかりが付きまとう現代社会で、あなたは「がん」と言う重荷まで背負わされてしまったのです。心が悲鳴を上げているかも知れません。もしもそうであるなら、専門家の力を借りる事も賢明な選択肢の一つです。

精神科医と臨床心理士の違いはご存知ですか。

基本的な区別だけをご紹介しますね。どちらも心の病を扱う医療者である事に変りはありません。ただ、向精神薬などのお薬を出す事が出来るのは精神科医だけなのです。臨床心理士は、主に患者さんやご家族様の話を聞いて、日常生活へのアドバイスや簡単なストレス解消法を教えてくれたりするのです。

今はこう言う専門家のサポートを気軽に受けられる時代にまりました。

余談ではありますが、看護師の皆さんも頻繁に薬を出して貰っていました。医療者の間では、もはや敷居の高い分野ではなくなっているのです。上手に利用して、深刻な事態におちいる事を未然に防ぐ。辛くてどうしようもなく感じたら、迷わずその扉を叩いてみて下さい。
posted by 風と空 at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 病院 | 更新情報をチェックする
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