2014年11月26日

がんの知識|病診連携


総合病院と診療所の役割分担です。

診療所とは、ベッドが20床に満たない医療施設を言います。お近くにある○○医院や○○クリニックですね。両者は今、持ちつ持たれつの関係にあるのです。

皆さんの地域でも思い当たるのではないでしょうか。

中小の総合病院の統廃合がどんどん進んで、少し離れた郊外などに大病院が出現している筈です。もちろん国の施策によるものですが、明らかにベッドの数が減少してしまいました。

それを補う為に始められたのが、地域連携クリティカルパスの制度です。前述のがん診療連携拠点病院(大型の総合病院)と地域の診療所などが共同でがん患者さんを診るのです。

がん患者さんの大きな特徴の一つに、非常に長い期間の治療が必要な事が挙げられます。私のいた総合病院のベッドも、常に2割以上ががん患者さんでした。

手術の後遺症やその後の治療の副作用が軽減された事も大きな要因です。今は手術の翌日からでも歩き回れる時代になりました。

地域の核となる総合病院は主に手術や特殊な治療のみを受け持って、それ以外の患者さんはとにかく在宅で療養させようとなった訳です。治療の為の通院先も、自宅に近い診療所と予め決められています。紹介する側にも、紹介される側にも、診療報酬などが上乗せされるメリットがありました。

こうしなければ成り立たない国の財政の問題があるのは確かです。

しかし、その場当たり的な施策のお陰で、終末期にある多くのがん患者さんが苦しんでおられるのも事実でした。在宅で看護しなければならないご家族様の負担も計り知れません。いえ、病院を追い出されるのはがん患者さんばかりではないのです。近年の悲惨な老老介護や、徘徊する痴呆老人の事故の多発も招いて来ました。

こんな制度になってしまっている事を、誰もが知らないままにがんを宣告されるのです。

タグ:連携 診療所
posted by 風と空 at 12:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 療養 | 更新情報をチェックする
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