2014年12月24日

がんの知識|費用(4)


利用できる制度「介護費用と合わせて経済的負担を減らす制度」

●高額医療・高額介護合算制度

高額の医療費と高額の介護費用を合算して、ある上限の金額の支払いで済む様に考え出された制度です。2008年の医療法の大改正でスタートしました。

既に何度もご紹介している通り、皆さんが加入している健康保険には高額療養費制度があります。所得によって定められた額以上の部分が保険者から払い戻される制度でしたね。これと同じように介護保険にも、「高額介護・高額介護予防サービス費制度」があるのです。

しかし、これらの支払いが別々に計算されていると、結果的に自己負担額が膨れ上がってしまいます。そのために「医療費と介護保険の両方で一年間に支払った自己負担額(1~3割)」に上限が設けてあるのです。

治療にのみ専念したい患者さんにとっては、非常に面倒で分かりにくい制度です。

ではありますが、そんな制度である以上は仕方がありません。それでも皆さんの負担が軽減されるのであれば、積極的に利用すべきであると考えます。理解しておくべきなのは、全ての助成制度が「申請」をしなければ受けられないと言う点です。つまりは、経済的に困窮している患者さんが目の前にいても、「申請」しなければ助けてやらないぞと言うスタンスなのです。一体、どれくらい多くの患者さんがこれらの制度そのものを知らずに支払いをされているのか。自分で求めなければ誰からも教えて貰えない仕組みを寒々しく感じます。

●制度の対象となる患者さん

健康保険と介護保険の両方を使っている方。

●仕組み

一年間に支払った世帯全体の医療費と介護費の自己負担額が対象です。一年間とは8月1日から翌年の7月31日を指します。(一定の適応条件がありますので確認して下さい)

●手続き

加入する公的健康保険の窓口(国民健康保険であれば各市町村役場の介護保険の窓口)で申請を行って下さい。

ラベル:医療費 介護費
posted by 風と空 at 09:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 療養 | 更新情報をチェックする
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