2015年03月01日

がんの知識|がんを知る(6)

●内視鏡検査

あえて申し上げるまでもない事ですが、人間の体は口から肛門までが長い一本の道でつながっています。その周りに様々な臓器があって、食べ物の消化や吸収を助け、取り込んだ栄養分を血管で全身の細胞へと送り込んでいるのです。

内視鏡検査は超小型(CCD)カメラと光源の付いた細長い管(グラスファイバー)をその中に入れて、のど、食道、胃、十二指腸、大腸、気管、膀胱などを直接観察する方法です。又、生検のために病変の一部を切り取ったり、ポリープの切除手術を行ったりもします。

大腸などは肛門から挿入し、上部の消化器管には口や鼻(極細の物)から挿入します。もちろん、鼻孔には予め麻酔の噴霧が施され、口中にも同様に麻酔を呑み込むので安心して下さい。

但し、いずれの場合も当日の食事は厳禁で、最低限の水分補給以外は「お茶」や「喫煙」も控えて下さい。前日も夕食は5時ごろに済ませ、9時以降は何も口にしないように求められるでしょう。ただ、他の病気等で常用している薬がある患者さんは、事前に医師に申し出て指示を得ておかなければなりません。

これらはつまり、観察する消化器の中から「便」を排除する目的で、大腸の検査においては下剤を飲んで更に排泄を促されたりします。主治医によっては、病院での検査前に2ℓの水を飲むよう求められる事もあります。

診察はベッドに寝た状態で行われますが、胃や大腸の緊張を緩める薬を注射される場合もあります。時間の目安としては口から挿入されたのであれば、5~15分ですが、肛門からの場合は数十分を要すると心得ておいて下さい。

●病理検査と病理診断

がんが強く疑われる細胞を採取して、病理医が細かな検査を行います。消化器系のように内視鏡で組織の一部を切除したり、乳房には細い管を突き刺して取り出します。子宮や膀胱などは、へら状の器具で表面の粘液を削いで集めます。又、たんや尿から細胞を採取する場合もあります。(細胞検査)

がんであるか否かだけでなく、それがどんな性質(顔つき)のがんであるかも詳しく調べます。(組織検査)

手術の最中に「がん」である事を確定する為に行われる検査を、術中迅速病理診断と呼んでいます。
posted by 風と空 at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | がんを知る | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/414853106
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。