2015年04月04日

がんの知識|がんの手術の知識(3)


「手術後」

手術後は、まだ朦朧とした状態で点滴や酸素マスクなどを付けたまま集中治療室に運ばれます。通常は、ここで意識の回復や血圧、呼吸などを観察しながら一夜を明かします。

次第に麻酔が切れて来ると創(きず)が痛んだり、ずっと同じ姿勢で動けない為に手足がしびれて来る事もあるでしょう。そう言った場合は我慢せず看護師に申し出て下さい。医師の指示の下で、痛み止めの投与や適切な処置を行ってくれる筈です。

又、手術後に合併症がおこる事もあります。息苦しく感じたり急な発熱などは要注意です。感染症の恐れもありますので、異常を感じたら直ぐ看護師に訴えましょう。

●感染症

長時間に及ぶ手術では、開口部から細菌が侵入してしまう場合があります。特に手術前に抗がん剤の投与を受けている患者さんは、免疫力が極端に落ちているので危険です。風邪の症状や悪寒などを感じたら看護師に訴えて、検査の後に医師から抗生物質などの投薬を受けて下さい。

●無気肺

麻酔の影響や長時間体が固定されていた為に、痰(たん)などが喉の奥(気管支など空気の通り道)を塞いでしまう事があります。息苦しさを感じたら直ぐに訴えましょう。
※手術前に「痰の吐き方」を覚えておくのはこの為です。

●出血

以前に述べましたが、殆どメスを握った事のない医師が数多く存在しています。熟練した者であれば創口から大量に出血する事はまずありません。縫合跡も綺麗に接着しているでしょう。万が一、創口からどんどん血液が滲み出て来るようなら、直ぐ看護師に訴えて医師の処置を求めて下さい。危険な状態に陥っているかも知れません。

●肺炎

手術の創は傷です。当然、体はそれを治そうとして全力を傾け、他の部分の免疫力が落ちてしまいます。肺炎にかかる可能性も十分にあるので注意が肝要です。

排尿は、膀胱まで管が差し込まれているので、トイレに起き上がる必要はありません。集中治療室を出る際には外され、ドレーンの袋も携帯できるサイズに変えられるでしょう。医師や看護師から歩くように求められたら、無理のない範囲で少しずつ挑戦してみて下さい。痛みがある場合には我慢すべきではありません。その都度、適切な処置やアドバイスを受ける様にして下さい。

posted by 風と空 at 09:47| Comment(0) | TrackBack(0) | がんの手術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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