2015年04月25日

がんの知識|抗がん剤(薬物療法)の知識(2)


それでは、もう少し詳しく解説しましょう。

使われる薬は、「がんの種類や広がり」「初発か再発か」「病期」「年齢と体力」それに「治療中の他の病気」「既往症」などによって違って来ます。さなざまな過去のデータや標準治療に照らし合わせて決められるのでした。これも繰り返しになりますが、五大がん(胃がん・肺がん・大腸がん・肝臓がん・乳がん)など、圧倒的に患者数の多いがんは医師たちも沢山の症例を診て来ている事になります。手術の技量はさておいて、治療の選択肢はおおむね妥当なものとなるでしょう。しかし、がん患者そのものが少ないがん種の場合には、全く逆の状態にあると言えます。余程の覚悟をもって、医師と向かい合わなければなりません。

もしも担当医の勧める治療方針に疑念を抱く様なら、迷わずセカンドオピニオン(既述)を申し出て下さい。それでも納得が行かなければ、再度の診察や検査に余計な費用は掛かりますが、上位にある別の病院や国立がんセンターなどの扉を改めて叩いてみるべきです。

●主な薬剤

「アルキル化剤」がん細胞のDNAを破壊します。
「代謝拮抗剤」がん細胞の増殖を抑えます。
「抗がん性厚生物資」がんのDNAの合成を抑え、がん細胞膜を破壊します。
「微小管作用薬」がん細胞が分裂する際に運搬レールの役割を果たす微小管の合成を抑えます。
「白金製材」がん細胞のDNAと結合することで細胞分裂を抑えます。
「トポイソメラーゼ阻害剤」がん細胞のDNAを合成する酵素の働きを抑えます。

上記の薬剤では、あえて「がん細胞の…」と付けましたが、残念ながら薬剤自体に「がん細胞を見分ける能力」はありません。では、どうやって作用しているのか。それは、がん細胞の大きな特徴でもある「活発に分裂を繰り返している細胞を攻撃する」事でした。この為に「皮膚や毛根」「口腔や胃の粘膜」」「腸管や骨髄」など、日頃から活発に細胞分裂を繰り返している部位に副作用が起こるのです。その他

主な副作用としては、手足のしびれ、倦怠感、食欲不振、下痢、吐き気、脱毛、口内炎、などの自覚症状や、心臓、腎臓、肝臓、骨髄への影響など、検査によって診断される症状があります。そのほかにも血液が減って免疫機能が低下するなど、感染症に罹(かか)りやすくもなってしまいます。

副作用の症状が現れるか否かは、使われる薬剤の組合せや量によっても異なります。又、数日で現れる場合もあれば、1ヶ月以上経過した後に現れる場合もあります。男性では生殖器に障害が残ったり、女性では将来的な妊娠に影響が及ぶ場合がありますので、担当医から薬剤の詳しい説明を得る事は必須であると考えて下さい。

医師たちは「がんの治療」の事しか考えていません。あなたの人生や家族の事など、彼らにとっては治療と無関係な項目なのです。本当にその薬剤の組合せ以外にはないのか。自らの人生を護れるのは、あなた以外には病院内に存在してはいません。どうか、遠慮なく担当医に質問してみて下さい。出来れば、目の前でメモを取るか、ボイスレコーダーで録音する位の姿勢が望ましいでしょう。


posted by 風と空 at 08:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 抗がん剤 | 更新情報をチェックする
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