2014年11月19日

がんの知識|ピアサポート(peer support)


ピアとは「仲間」の事です。

同等の人と言う意味でもあります。がんの治療体験者(サバイバー)による医療者以外のサポートが行われていました。

NPO(民間の非営利団体)として、組織的にボランティア活動を行っている方たちが多くいます。以前は閉鎖的な医療者の理解を得られなかったものが、近年になって急速に普及して来ました。これもオープンな情報伝達の行われるネット社会の恩恵かも知れません。

ご自身が経験なされて来た治療の内容や、実際に自らが乗り越えて来られた辛い気持ちを元に、がん患者となられた皆さんの良き相談相手となってくれるのです。単に体験談ばかりを語るのではなくて、さまざまな研修や教育を経た上で、正しいがんの知識を各自が身に着けておられました。

医師や看護師ではない事から、あくまでも患者さんの側に立ったアドバイスが頂けます。ほんの少し見方や考え方を変えるだけで、気持ちが前向きになったり勇気がわいて来たりするのです。暗い表情で相談会場を訪れた患者さんたちが、声をはずませて帰って行かれる姿を何度もみました。

入院をより快適に過ごす方法や、術後のリハビリ、退院後の生活の工夫など、目からウロコの落ちる様なお話も一杯ご存知でした。

主な活動としては、定期的に病院を訪問して相談会(原則1人対1人、1時間程度)を開いたり、公の場を借りて個別の面談を行う事です。もちろんプライバシーを守って下さるのは言うまでもありません。がんの患者さんであれば、入院、通院、院内、院外に関わらず、治療開始前であっても参加する事が可能です。

殆どが女性のピアサポーターであるのも特徴的でした。

定期的と言っても各月に1回程度ですし、出来れば同じがん種の治療体験者の方のほうが得られる情報も多くなるので、入院前に相談会の開催予定などを病院(がん相談支援センター)に問い合わせておく方が良いでしょう。

これも完全に無料です。担当医に情報が伝わる心配もいりません。皆さんの相談を受けて頂けるサポーターの方たちも、ご自身の経験や知識をあなたに役立てて頂きたいと考えているのです。

ただし、病院が公に認めているサポーターがお奨めです。思わぬ悪質商法の被害者にならないようにご注意なされて下さい。
posted by 風と空 at 09:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 病院 | 更新情報をチェックする

2014年11月18日

がんの知識|入院の準備(2)


本当に必要な身の回り品だけを用意する。

あれもこれもと考えるうちに、両手で抱えきれない私物となってしまうかも知れません。病院内にはコンビニや売店があります。生活雑貨以外にも、術後に必要となる品物まで揃えられています。大部屋の場合、占有面積は狭いですし、退院時の負担も考えておかなければなりません。

入院の手引きなどにも書かれていると思いますが、念の為に、もう一度ご一緒に確認して行きましょう。

必ず用意しておかなければならない物

診察券、入院申込書(入院の為の承諾書や誓約書など)、認印(朱肉が使える印鑑)、現在服用している薬と処方箋薬局で貰う薬の一覧(お薬手帳があれば用意しておく)

必要な生活用品(院内で安価で買える物があるか確認しておくと良いでしょう)

大きめのパジャマ類(前開きの物)、その上から羽織る物(前開きの物)、大きめの下着や靴下、バスタオルやフェースタオル(多め)、コップや歯ブラシ・石鹸などの洗面具、シャンプー(体・髪)・リンスなどの入浴具、お箸や爪楊枝などの食事具、すべりにくいスリッパ、ハンガー、洗濯ばさみ、(病棟に洗濯機があれば)洗剤、ティッシュペーパー、ビニール袋、時計、ノートと筆記具、入院後に受け取る書類を入れるファイル、少額のお金(小銭)、輪ゴム、手鏡、エコバック(院内移動・買い物用)

必要に応じて準備する物

限度額適応認定書(前述の高額医療費)、食事療養費の標準負担額減額認定証(あなたの所得によって減額が受けられます)、生理用品、イヤホン、外出着(スエット、スニーカー)、書籍など気晴らしになりそうな物

※スマホ(携帯)、タブレット、PC、その他のAV機器は使用制限を確認しておきます。持ち込み不可の物もあります。

治療前と治療後では、精神的にも身体的にも大きな違いがあるかも知れません。担当医や看護師のちょっとしたアドバイスにも耳を傾けておきましょう。
タグ:持ち物 入院
posted by 風と空 at 08:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 病院 | 更新情報をチェックする

2014年11月17日

がんの知識|入院の準備(1)


まず、安心して入院できる環境を整えておきます。

◇体調管理を心掛けましょう。

風邪をひかない事はもちろんですが、持病がある場合には事前に担当医に申し出ておきます。特に他の診療科でお薬を処方されているなら、それらも必ず治療内容を決める前に伝えておかなければなりません。市販のサプリメントやドリンク剤なども、治療の効果を妨げる恐れがありますのであらかじめご相談しておいて下さい。

◇お勤め先での仕事内容や、ご家庭内でのあなたの役割を、誰かに引き受けて貰わなければなりません。

職場の環境や上司、同僚や部下の方との人間関係によっては、あなたが苦しい立場に置かれる事があるかも知れません。がん患者であるや治療の事を、誰に、どこまで話すべきかもご判断が難しいに違いありません。お忙しい職場であればなおさらでしょう。

小さなお子さんがいらしたり、介護の必要なご家族がいれば、それらの問題も簡単な話ではありませんね。退院後も元通りの生活が送れるようになるまで、ある程度のリハビリ期間が必要となって来ます。手術や治療の内容、その後の症状によっては、あなたご自身に介助者が必要となるかも知れません。

こんな時にこそ、迷わずがん相談支援センターに足を運ばれてみて下さい。あなたが入院なさる病院以外であっても構いません。さまざまな角度から無料のサポートをして頂けます。

◇公的助成や保険の手続きを確認しておきましょう。

すでにお話したように、医療ソーシャルワーカーなどからアドバイスを受けて、あなたが使う事のできる助成制度をフルに活用していきましょう。又、民間の保険に加入されているなら、最近は手厚い保証が組まれていますので、どんな手続きをすればどれ位の金額が支払われるのかもご確認されておくと安心です。

大まかな治療費の総額も病院側に尋ねれば直ぐに回答が得られます。しかし、入院される際に大金を持って行く必要はありません。クレジットカードの使える病院も増えていますので、検査や診察などで病室を離れる事も考慮して、盗難のリスクはなるべく避けておくべきだと思います。


●参考にして良いホームページ

「がん情報サービス」

「医療情報サービスMinds」

※情報量が豊富で内容も確かです。がん相談支援センターも大いに活用されていました。
タグ:入院 準備
posted by 風と空 at 11:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 病院 | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。